イソフラボンはやる気をおこす?

イソフラボンは大豆に含まれるポリフェノールの一種で、胚軸の部分に多く含まれています。
イソフラボンを毎日適量摂取することで身体・精神の健康を維持できます。

メリットの一つが、「やる気をおこす」ことです。
これにはいくつかの要素が関係しています。

まず脳を活性化することで、やる気を起こすことができます。
イソフラボンのもたらす効果として、「βアミロイドの蓄積抑制」が挙げられます。

βアミロイドはタンパク質の一種で、神経の修復と成長に欠かせない物質です。
しかし、このβアミロイドはアルツハイマー病発症の原因ともなります。
このたんぱく質が脳内に蓄積していくことで、脳神経を破壊してしまうのです。

また、このβアミロイドは脳神経ニューロンを傷つけてしまうことでも知られています。
ニューロンは私たちの記憶を司っていますので、これが傷つけられると記憶力に障害が出てきます。

この神経系の伝達の鈍化が、やる気の消失を招いてしまいます。
イソフラボンはこのβアミロイドに作用し、脳内に蓄積されていくのを防いでくれます。
アルツハイマー病の予防とともに脳の活性化を促進し、やる気をおこしてくれます。

イソフラボンは脳の血行を促進して、脳の働きを良くします。
血小板の凝集を抑制し、血液をサラサラにすることで、血行を良好にできます。

更に、血中のコレステロール値を下げることで、血液の流れが改善されます。
また、血管をしなやかにして拡張する効果があることも報告されています。

そのため体全体の、特に脳内の血管の状態を良く保ち、毛細血管にまでスムーズに血が行きわたるようにし、脳の働きを高めてくれます。
脳の働きが良くなれば、やる気が高まるのは言うまでもありませんね。

自律神経の安定とやる気は、大きな関係性があります。
不安や抑うつ状態が続くと、やる気は大きく損なわれます。

イソフラボンは自律神経を安定させる面でも、大きな力があります。
イソフラボンは女性ホルモンに化学構造が似ているため、体内で女性ホルモンと同じような効果をもたらします。

このホルモンをコントロールするのは「大脳の視床下部」です。
そして、自律神経を司るのもこの大脳です。

つまり、ホルモンの状態が直接自律神経に影響を及ぼすのです。
イソフラボンを適量摂取することによって、体内の女性ホルモンの分泌を安定させ、結果的にそれが自律神経の安定につながるのです。

毎日適量のイソフラボンを摂取して、脳を活性化させ自律神経失調症を予防することで、何事にもやる気をもって取り組むことができるのです。