イソフラボンで前向きな気持ちになれる?

イソフラボンは、大豆に含まれるポリフェノールの一種です。
その化学構造が女性ホルモン「エストロゲン」に似ているため、体内のエストロゲン受容体(受け皿)とドッキングして、エストロゲンと同じ働きをします。

毎日適量のイソフラボンを摂取することによって、体内で不足したエストロゲンを補ってくれます。
体内のエストロゲン値を正常に保つことによってもたらされるメリットとして、「前向きな気持ち」を保つことができる、というものがあります。
どのようにして前向きな気持ちを保つことができるのでしょうか?

自律神経の安定

まずエストロゲン値を正常に保つことによって、自律神経失調症を予防し、健全な精神・体を維持できます。
女性の場合、自律神経失調症の大きな原因は、女性ホルモンの乱れです。

女性は生理前後、そして閉経時にホルモンのバランスが崩れます。
ホルモンの分泌と自律神経はどちらも、大脳の視床下部によってコントロールされていますので、ホルモンの乱れは、直接自律神経に影響してきます。
イソフラボンを適量摂取することにより、体内でのエストロゲン分泌のバランスを保ち、自律神経を安定させることができます。

キレイになれる

女性の場合、イソフラボンを毎日適量摂取することで「キレイ」になれます。
これも、気持ちを前向きにしてくれる要素です。

女性ホルモンは、肌のコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す作用があります。
つまりイソフラボンを摂取しエストロゲンのバランスを保つことで、ハリのある肌やもちもちの肌を作り出すことができます。

イソフラボンは、抗酸化作用を持ったポリフェノールの一種なので、活性酸素によって細胞が老化するのを防いでもくれます。
お肌の新陳代謝を促して、アンチエイジングの効果をもたらしてくれるのです。

PMSの緩和

もう一つのメリットはPMS(月経前症候群)の緩和です。
PMSの主な症状として、頭痛、腹痛、抑うつ、不安等があります。

これらの原因はすべて、女性ホルモンの分泌と大きく関係しています。
イソフラボンを摂取して、女性ホルモンを安定させることで、PMSの緩和も期待することができます。

また、抑うつや不安の主な原因としては、脳内ホルモン「セロトニン」の減少を挙げることができます。
多くの場合エストロゲンの減少が、セロトニンの減少を誘発します。
イソフラボンを体に取り入れることで、このセロトニンの低下を予防し、前向きな気持ちを保つことができます。